3776を聴かない理由があるとすれば発売記念!
名曲「湧玉池便り」の誕生秘話編

  • posted.2016/11/18
  • 安藤悟
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3776を聴かない理由があるとすれば発売記念! 名曲「湧玉池便り」の誕生秘話編

こんにちは、編集者の安藤です。

昨日は富士山ご当地アイドル・3776の石田彰プロデューサーと「花と食の元気広場」へ訪れ、『3776を聴かない理由があるとすれば』を全曲解説していただきました。

今日は石田さんとともに、富士山本宮浅間大社にあるパワースポット「湧玉池」へ来ています。

湧玉池ってどんな池?

3776LP2_湧玉池

湧玉池は、富士山本宮浅間大社の境内にある、富士山の湧き水から生まれた池です。

鏡のように澄んだ水の美しさから、1952年に国の特別天然記念物に指定、2008年には平成の名水百選に選ばれました。

富士山の地中に染み込んだ雪解け水は、およそ15年かけて湧玉池まで流れ込むのだとか。何層にも重なる溶岩のあいだを通ってきた水は、毎秒あたり3.6リットルも湧き出ています。そして1年を通じて水量はほとんど変わりません。

かつて富士登山へ向かう修験者たちは、湧玉池で身体を清めてから登山したそうです。現在はパワースポットとして愛されています。

湧玉池が流れるのは富士宮市内にある神田川。その水は潤井川を経て、やがて田子の浦港へと注がれます。

『湧玉池便り』が生まれた理由

3776LP2_石田P&湧玉池

湧玉池は富士山からほど近いパワースポットとして有名です。あらためてmitecoで説明するまでもないかもしれません。

今日の本題は、3776の名曲『湧玉池便り』について石田さんからお話を伺うことです。写真撮影をしながら、どんなイメージで作ったか尋ねてみます。

3776LP_安藤

安藤

『湧玉池便り』という曲は、元々TEAM MII時代に生まれたんですよね。どんなイメージで作ったんですか?
3776LP_石田P

石田さん

タイトル通りですが湧玉池がテーマです。細かい水がいっぱい集まるイメージで、ギターを重ねた音が「ちょうどいいなぁ」と思ったんですよ。
3776LP_安藤

安藤

なるほど。たしかに、湧玉池できれいな水がずっと湧き上がる様子は、まさに『湧玉池便り』のギターがピッタリ合う気がします。

 

『3776を聴かない理由があるとすれば』では神秘性が前面に出ているというお話しでしたが、TEAM MIIバージョンでは湧水のような雰囲気が強いですよね。違った趣があって、こちらもカッコイイです。

3776LP_石田P

石田さん

ありがとうございます。
3776LP_安藤

安藤

(写真撮影をしながら)・・・ところで、アイドルのプロデューサーって考えると、なかなか石田さんが撮影されることってないですよね?
3776LP_石田P

石田さん

たまにしかないです。いつも、ちよのには「いろいろなポーズができるようにしなさい」と言うんですが、いざ自分が撮影されるとなると難しいですね(笑)

 

『湧玉池便り』の元ネタはドイツのシューゲイザーユニット!

3776LP2_石田P

さて、『湧玉池便り』のギターサウンドについて、3776ファンのあいだではインターネットを中心にウワサが飛び交っています。

たとえば、「後期スーパーカーっぽい」「シューゲイザーを意識している」など・・・。そこで、実際に元ネタはあるのか、石田さんに尋ねてみました。

3776LP_安藤

安藤

ところで、作曲者さんには質問しづらい内容ですが、気になっていたのでひとつ聞いてみてよいでしょうか?
3776LP_石田P

石田さん

なんでしょうか?
3776LP_安藤

安藤

『湧玉池便り』はとても好きな曲ですが、my bloody valentineのような雰囲気を感じました。これって、元ネタはこういうシューゲイザー系のバンドを意識していますか?
3776LP_石田P

石田さん

ルーツは近いかもしれないですね。たまたま知り合いがやってるドイツのユニットがあって・・・。
3776LP_安藤

安藤

もしかして、ドイツのGuitarですか!?
3776LP_石田P

石田さん

そうです。ご存じなんですか?
3776LP_安藤

安藤

懐かしいです。来日公演にも行きました!
3776LP_石田P

石田さん

あぁ、そうなんですね(笑)昔、赤柴亜矢子さんと音楽をやっていたので、その縁でGuitarを聴きました。

 

それで「Guitarみたいな曲をやってみたいな」と思ってたんですが、音の出し方がわからず、とりあえずギターを重ねてみたんですよ。そしたら、ちょうどよく湧玉池のイメージにハマったのでいいなと。

※スーパーカー(SUPERCAR):日本のオルタナティブ・ロック、エレクトロニカバンド。1995年結成、2005年解散。

※シューゲイザー:1990年代に流行したジャンル。エフェクターを多用した独特の音楽性が人気を博す。日本のバンドでは、スーパーカーやCoaltar of the deepersなどが有名。

※my bloody valentine:1984年に結成したアイルランドのバンド。1991年に発売した『Loveless』は、世界中の多くのアーティストに影響を与えている。

※Guitar:ドイツ・ケルンを拠点に活動するエレクトロユニット。後述する赤柴亜矢子さんが参加している。

※赤柴亜矢子さん:1990年代から活躍する日本人ボーカリスト。GuitarではAyako Akashiba名義で活動。

ライブでリクエストがかかる名曲

3776LP2_湧玉池&水屋神社

まさか、私が大学時代に愛聴していたユニットの人と知り合いだったとは・・・。石田さんの口から「Guitar」の名前が出てきたことに驚きです。

3776LP_安藤

安藤

すみません、つい舞い上がっちゃいました。私は『湧玉池便り』が好きなんですが、ハイカーさんからの評判はどうでしょうか?
3776LP_石田P

石田さん

結構、好きって言ってくれる人もいるみたいで。ライブでやってないからかもしれないけど、この前の3776のワンマンライブでは「『湧玉池便り』をやって」と、お客さんからリクエストがありました。

 

3776ではCDの収録時間を3,776秒にするためにテンポを落としたのですが、それを気に入ってくれている人もいるみたいです。

3776LP_安藤

安藤

「湧玉池の妖精が歌っているイメージ」という話でしたが、3776バージョンは井出ちよのさんの表現力の高さにも驚きます。あどけなくてかわいらしい女の子かと思えば、大人っぽさもあって。

 

曲の途中、3分10秒くらいから過去の3776の曲である『ニュートラル』に切り替わり、4分ごろから『湧玉池便り』に戻りつつ、『ニュートラル』のメロディだけが残るというアレンジも斬新ですよね。

 

これが曲の壮大さをもっと大きくしているような感じがしますが、どんな意図がありますか?

3776LP_石田P

石田さん

原曲で歌詞とイメージが出来上がっているので、それを崩したいなという気持ちで。「自由にやってみよう」という方針で、原曲よりもスケールを大きくしたいと思いました。
3776LP_安藤

安藤

なるほど。『ニュートラル』は、長いあいだ同じ場所に存在し続けるというイメージですが、それで、「ダイダラボッチが歩いている」という話につながるんですね。
3776LP_石田P

石田さん

そうですね。後付けとは言いましたが、原曲とは違ったよいイメージが作れたかなと思います。

湧玉池で聴くとイメージがもっと膨らむ!?

3776LP2_湧玉池

ライブでの演奏頻度が少ないのは残念ですが、『湧玉池便り』の聴き応えはオルタナティブ・ロックファンのハートに刺さります。3776とTEAM MIIの2バージョンは、どちらも湧玉池や富士山をイメージさせてくれるはずです。

3776のハイカーさん。もし訪れる機会があるなら、ぜひ一度湧玉池の前で『湧玉池便り』を聴いてみてください!

 

・・・ちなみに、昨日の記事に用意した仕掛けですが、正解は「インタビュー部分の文字数が3,776文字」でした。

ヒントは、CD盤『3776を聴かない理由があるとすれば』の開始・終了に倣い、「スタート~っ!」(「ス」が1文字)と「3776を聴かない理由があるとすれば。ふぅ。」(「。」まで3776文字)という文章を入れたことでしょうか。

気になったあなたは、ぜひもう一度昨日の記事もご覧ください!

湧玉池

住所:〒418-0067  静岡県富士宮市宮町1-1
電話番号:0544-27-2002
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プロフィール

Writer安藤悟

1987年生まれ。静岡県静岡市出身、在住。株式会社エストリンクス代表取締役社長。中学時代の趣味は読書(筒井康隆、ビジネス新書)だった。10年以上ロックバンドでギターボーカルをしながら作詞作曲をする、“こじらせ系アラサー男子”。最近の趣味はダーツ。Twitter:@ando3106 Facebook:satoru.ando.986

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