ブックとブックでブクブク交換!
本の交換会で運命の1冊に出逢おう!

  • posted.2017/02/09
  • ゆっけ
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ブックとブックでブクブク交換! 本の交換会で運命の1冊に出逢おう!

こんにちは、ライターのゆっけです。

みなさん、読書はお好きですか?

じつは僕、大の読書好きでして、活字中毒のごとく毎日のようにいろんなジャンルの本を読みます。

そんな読書の趣味を持っていて思うのは、「読後の感想を誰かに伝えたいのにその場がない・・・!」ということ。でもある場所へ参加するようになってから、この悩みはすっきり解決できたんです。

それは静岡で定期開催されている本の交換会、その名も「ブクブク交換」。全国で開催されているブクブク交換というイベントの静岡版にあたります。

静岡では2013年1月から開催されていて、過去にもさまざまな本の交換や感想や考察といった意見交換が行われてきました。

僕も2年前から参加させていただいていますが、気軽に意見交換できて、無料で本が手に入るというわけで毎回参加しているんです。

今回は新年1回目のブクブク交換に参加。主催者である加藤さんにお話を伺ってきました。どうしてこんな交換会ができたのか、決まったスケジュールなのか、じつは僕も知らないことがたくさんあって・・・。

 ブクブク交換って?

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bukubuku_f1ゆっけ こんにちは。いつも交換会ではお世話になっています。あらためて、ブクブク交換がどんなイベントなのか教えていただけますか?
bukubuku_f2加藤 ブクブクとはブック&ブックのことで、本と本の交換会です。毎回、本のテーマを4つくらい決めて、テーマに合わせて参加者が1冊から3冊本を持ち寄り、一人ひとりが持ち寄った本のプレゼンを行います。プレゼン後に持ち寄った本の冊数分を交換していただいています。毎回10名ほどで開催していますよ。

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bukubuku_f1ゆっけ たとえば、どんなテーマの本を持ち寄るんでしょうか?
bukubuku_f2加藤 過去には「コーヒーを飲みながら読みたい本」「何度も読み返している本」「本屋さんがでてくる本」「贈り物にしたい本」など、さまざまなテーマで開催してきました。新年1回目の今回は「お仕事系小説」「元気になれる本」「最近読んだオススメ本」がテーマです。
bukubuku_f1ゆっけ 同じひとつのテーマでも毎回集まる本が見事にバラけていて、とっても面白いですよね。本の交換方法って参加するたびに違う気もするのですが、基本はどうやって行われるのでしょうか?
bukubuku_f2加藤 いろいろなやり方がありますが、一番多いのはプレゼン後に全ての本をテーブルに並べる方法です。プレゼンを聞いて欲しいなと思った本を決めていただき、みなさん同時に「せーの!」で一番欲しい本を指で差してもらいます。ほかの参加者と指差しした本が被らなければ本をゲットできます。ほかの参加者とかぶってしまった場合はじゃんけんですね。
bukubuku_f1ゆっけ 毎回、この瞬間が一番ドキドキワクワクします。自分が持ってきた本が選ばれない瞬間もつらいですが・・・。利用者の反応はいかがですか?
bukubuku_f2加藤 何回も参加している人や、その場限りでなくその後も繋がり、一緒に別のイベントを開催している人もいます。自分も想像していなかったいろんな繋がりが生まれていて嬉しいですね。

ブクブク交換で得られる3つの出逢い

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約4年間ブクブク交換を開催してきた加藤さん。開催あたって大切にしていることは、以下の「3つの出逢い」とのこと。それぞれについてここからは聞いていこうと思います。

ブクブク交換の「3つの出逢い」

  1. 「本」との出逢い。
  2. 「人」との出逢い。
  3. 「お店」との出逢い。

1. ブクブク交換ならではの「本」との出逢いとは

bukubuku_f1ゆっけ それではひとつ目の「本」との出逢いから、詳しく教えていただけますか?
bukubuku_f2加藤 本を買うためには書店に行くか、古本屋さんにいくのが普通だと思います。でも本が好きな人であっても、読むジャンルや目につく棚が決まってきてしまうと思うんです。とはいえ、そうじゃない本も読めば面白いですし、普段読まない本にも興味を持ってもらえたらと思っています。こうした交換会って、人にプレゼンしてもらえることもあって、自分が普段触らないジャンルの本に触れられるいい機会だと思うんですよ。
bukubuku_f1ゆっけ 僕も普段からたくさんの本を読むのですが、あらためて考えてジャンルや作家がかなり偏ってきていることに気付かされます。ブクブク交換のおかげでとても視野が広がりました。
bukubuku_f2加藤 いわゆる読書会とこの交換会が決定的に違うのは、名前の通り、紹介された本を実際に持ち帰ることができる点です。話を聞いただけだとそのまま終わってしまうこともありますが、持ち帰って自分の本棚に入れておけば、すぐとまではいかなくてもあとで読めるので。
bukubuku_f1ゆっけ 交換した本をすぐに読むことができるので、オススメしてくれた方のプレゼン内容も鮮明に思い出すことができますよね。

2. 本を通して「人」と出逢うこと

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bukubuku_f2加藤 本と似てるんですが、積極的に行動しない限り付き合う人間関係は限られてしまうと思うんです。ブクブク交換では本が好きという共通点でいろんな方が参加するのですが、本が好きという入口があるので初対面でもいろんな話ができます。イベントを通していろんな方と繫がってほしいですね。
bukubuku_f1ゆっけ 入口が本なので、みなさん本当に打ち解けるのが早いですよね。
bukubuku_f2加藤 そう感じられるのであれば、嬉しい限りです。

3. イベントを通じて「お店」との出逢いをもっと

bukubuku_f1ゆっけ 最後の出逢いがお店との出逢いとのことですが、確かに開催場所はいつも変えていらっしゃいますね。しかも、とってもユニークな会場を選ばれていますよね。
bukubuku_f2加藤 はい。地元静岡のいろんな個人店を知っていただきたくて、ブクブク交換では毎回開催場所を変えています。個人店だと入りにくいという方もいらっしゃいますし、そもそもお店を知らないという方もいるので、ブクブク交換というイベントを通して「こんな素敵なお店もあるんだよ」って気づいてほしくて
bukubuku_f1ゆっけ 僕が初参加の1回目はワインバー、2回目は文化財の邸宅、そして今回3回目は「水曜文庫」さん。毎回会場を変える理由がとっても気になっていたので、すごく腑に落ちました。いままでの開催で一番印象深い場所ってありますか?
bukubuku_f2加藤 僕は音楽も好きなんですが、ライブハウスでブクブク交換を開催したことがあります。ミュージシャンを招き、演奏後にステージ上で参加者のみなさんに本のプレゼンをしていただきました。非日常空間でのプレゼンでしたので、過去2回とも好評でしたよ。
bukubuku_f1ゆっけ ライブハウスで本のプレゼン! なんとも羨ましい体験です!
bukubuku_f2加藤 野外の蓮華畑で開催したこともありましたが、こっちは強風で大変でした。でも、楽しかったです!

ブクブク交換会のきっかけ

bukubuku_52プレゼンの様子。「こんな機会だからこそ好きな本について語れる!」というのは大きな魅力です。

bukubuku_f1ゆっけ 静岡では加藤さんがブクブク交換を主催していますが、どんなキッカケがあったのでしょうか?
bukubuku_f2加藤 以前、静岡にも古本カフェというイベントがあったのですが、そのときは参加できませんでした。そのイベントは参加者が古本を持ち寄って、貸し借りや譲渡、さらには紹介しあうような場所をカフェから提供してもらうという主旨のものでした。

 

これを知ってから、「自分でも同じことができないか?」と思い、インターネットで調べていたところ「ブクブク交換」にたどり着きました。このころにちょうど広まりつつあったイベントだったんです。

bukubuku_f1ゆっけ そのころはブクブク交換が全国的に立ち上がりの時期だったんですね。本に関わるイベントが多くある中で、どうしてブクブク交換を選んだのでしょうか?
bukubuku_f2加藤 イベントを始めようと思ったきっかけにもなるんですが、学生のころは図書館をよく利用していたんです。しかし社会人になると本に触れる機会も時間も減り、図書館に行ってもなかなか読みたい本に出逢えないというか、見つけられない状態が続いていました。本当に読みたい本を読めるようになりたいなと思い、同じテーマを持つブクブク交換に惹かれていきました
bukubuku_f1ゆっけ 確かに社会人になると忙しくなり、なかなか読書の時間が取れないですよね。自らイベントを主催することで、本と関わる時間を作っていったんですね。
bukubuku_f2加藤 このイベントで色いろんな話を聞けて、本屋さんに行っても読みたい本がすぐ見つかるようになったんです。言うのも恥ずかしいですが、本のほうから呼ばれている気がするんです。本のほうから「読んでほしい!」と訴えてくるようになりました。

そもそもなぜ本なのか?

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bukubuku_f1ゆっけ 少しイジワルな質問になってしまいますが、なぜ本でなければならなかったのでしょうか?
bukubuku_f2加藤 読書は孤独な作業だと思うんです。そんななかで感想だったり、人に薦めたいと思う気持ちや、話をしたいっていう欲求もあると思うので、集まって話ができればいいなと思って。
bukubuku_f1ゆっけ インターネット上でも本の感想や情報をシェアするサービスはありますが、ネット上での付き合いはどこか無機質で人の体温は感じないですよね。人と直接会って、人の体温を感じながら意見交換出来る場がブクブク交換の魅力だと思います。
bukubuku_f2加藤 リアルで人と出逢うことで、入口は本でも、本以外の話もできると思うんです。ネットも気軽でいいんですけど、横道に逸れた話がなかなかできなかったりするので。対面して話すといろんな話ができて、本以外の思いがけない共通点もみつかったりして面白いです。
bukubuku_f1ゆっけ 僕自身もブクブク交換で横道に逸れた会話から意気投合し、おかげさまで交友関係がとても広がりました。ちなみに加藤さんが好きな本はどんな本ですか?
bukubuku_f2加藤 昔はあんまり小説は読まなかったんですが、ブクブク交換の影響で小説を読むようになったんです。イベントを主催していくなかで、自分が本を読む楽しみが増えました。ジャンル的には今回のテーマのお仕事小説が好きですね

 

※取材日のブクブク交換では「お仕事をテーマにした小説」の交換が行われました。

これからの「ブクブク交換」はどうなる?

bukubuku_f1ゆっけ 2013年8月から静岡でブクブク交換を主催されて今年で4年目になります。今後のブクブク交換はどうなっていくのでしょうか?
bukubuku_f2加藤 前回は2016年4月。少し期間が空いてしまいましたので、今年からは「ブクブク交換シーズン2」と銘打って毎月開催から数か月に1度、季節ごとに1度やれればいいかなと思っています。またいままではほとんど静岡市でやってきたので、できれば静岡市以外でもやってみたいと思っています。
bukubuku_f1ゆっけ 今後も楽しみにしています。本日はありがとうございました。

加藤さんのインタビューから、ブクブク交換は「本」だけに留まらず、さまざまな要素を内包していると感じました。イベントの雰囲気も加藤さんの優しい人柄そのままに、ゆったりとした穏やかな時間が流れています。

「オススメの本を誰かに紹介したい」「新しい読書の視点がほしい」「読書仲間がほしい」「色んなお店を開拓したい」こんな気持をお持ちの方はぜひ参加してみてくださいね。

きっと素敵な出逢いが見つかると思います。

ブクブク交換でこれから出逢う本のなかに、みなさんの運命の1冊があるかもしれません。もしくはみなさんが持ち寄った1冊が、誰かの運命の1冊になるかもしれません。

そう考えるとワクワクしてきませんか?

ブクブク交換 in 静岡

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HP:http://bukubuku-shizuoka.net/

「素敵な出逢いが待っているかも?」なスポットをチェック!