東静岡に国内最大級ローラーパークが誕生!
変わりゆくカルチャーとこれからのスケートボード

  • posted.2017/06/19
  • ロッキー
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東静岡に国内最大級ローラーパークが誕生! 変わりゆくカルチャーとこれからのスケートボード

どうもどうも、好きな映画はもっぱらタランティーノの『パルプフィクション』。mitecoゲストライターのロッキーです。

いまではおじさん街道まっしぐらな僕にも、大学生時代が3年前くらい前にありました。バイトと映画と音楽とスケートボードに明け暮れていました。大学生のときにこの動画を見て「やべ〜かっこいい〜!」ってなりました。「音楽」「スケボー」「映像」の融合と、全部好きな僕にはどんぴしゃでした。

OFF! – Upside Down

僕はスケボーは最近ご無沙汰だったのですが、オリンピックの種目に入ったり、メディアにもたくさん取り上げられたりするようになりましたよね。そんな話題のスケボーやローラースポーツを、国内最大級の広さで楽しめるパークが東静岡にできたんです

これは僕が取材に行くしかない! 謎の使命感を胸に東静岡に向かったのでした。

巨大ローラーパーク「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」

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「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」は、2017年5月13日にグランドオープンしたばかりのローラースポーツ(スケートボード、BMX、インラインスケート、etc)を楽しめる巨大ローラーパーク。東静岡駅を国道1号線側に出たすぐ横にあります。

僕もマイデッキ(スケボー板)を持って参上。大人は500円。中高生は300円で1日中楽しむことができます。※小学生以下は無料で利用可!

skatepark_02スケートパーク内のデカさにびっくり。

skatepark_03こちらはパーク内にある室内のセクション。

室内のセクションはオリンピック規格の超プロフェッショナルな感じ。上級者向けなので、静岡のスケーターのうちココでガンガン滑れる人は少なく、静岡県外から滑りに来る人が多いようです。

この規模のパークは国内にはほとんどありません。室内パークで天候にも左右されないため、大会やイベントのお話しも多くいただいているとのこと。

skatepark_04「滑ることしかできないけど、路面めっちゃよくて楽しい〜!」と、はしゃぐ僕。

超かっこいいスケーターを発見!

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平日では平均60人くらい、土日になると200人ものお客さんが来園します。とくに土日に関しては家族で来園するお客さんが多いです。

300円でスケート、BMX、インラインスケートを全てレンタルできるので、初心者でも気軽に触れられる点が人気だとか(めっちゃ安い!)

ただ取材日は平日の昼間ということもあり、パーク内に人はほとんどいませんでした。

・・・だがしかし!

雰囲気のある2名のスケーターを発見!

skatepark_06ウヒョ〜!

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原悠真

13歳からスケートボードを始める。アメリカなどでさまざまな経験を経て、2017年1月からは約1か月お台場の「H.L.N.A SKATE PARK」で研修を受けた。現在は「東静岡アート&スポーツ/ヒロバ」の責任者として、パークの管理運営およびスクール講師をおこなっている。

skatepark_21ううおおお~!

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SIMON

小学5年生のときに観た映画『Back to the Future』のMarty Mcflyに憧れてスケートボードを始める。その後、静岡のストリートカルチャーに触れ続け、仲間たちとスケートシーンを盛り上げている。現在は静岡市葵区にあるスケートボードショップ 「WATCHER」にて勤務。個人ではスケートボード愛が効じ、アパレルブランド「K F A」を2015年に立ち上げた。KFA公式インスタグラム:@kfa_official

原さんとSIMONさんにインタビュー

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ロッキー

こんにちは! さっそく、お話しを聞かせてください。まず、ここ東静岡にこの巨大なパークができてどう思いましたか?
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SIMON

ん~。「東静岡か~」って思った。静岡と東静岡ってちょっと違うからね。
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うんうん。たしかに。僕はここのスタッフとして、スケートボードに関わる仕事ができて嬉しいですね。
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ロッキー

この場所ができてからまだそれほど経っていませんが、スケートショップになにか変化はありましたか?
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SIMON

ここのパークはバンク(傾斜のある坂)とかアール(湾曲した坂)がけっこうきつい作りだから、お客さんはセクションに合わせたスケボーを組むようになったかな。デッキを太くして安定感を出したりとか、ウィール(タイヤ)をこのパーク用に変えたりとかね。
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ロッキー

なるほど。ここがきっかけで、地元の個人店に利益が出始めたのはいい流れですね。やはりパークができて、スケボー人口も増えそうですし。ただスケボーって「できるかな〜」って感じでやると、ほんと痛い目に合いますよね。僕はもう何回痛い目にあったか・・・。

skatepark_09セクション(アールとかバンク)。そして奥の建物が「中のセクション」。

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SIMON

ナメてかかるとホント痛い目に合うよね。とくに中のセクションは。
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中ですでに何人か骨折してますからね。僕らも中はとくに気合い入れて滑ります。
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ロッキー

(ゴクリ・・・)

skatepark_10噂の中のセクションを滑るSIMONさん。

ジャパニーズスケートキッズよ。大志を抱け。

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ロッキー

昔なんかの記事で読んだんですが、アメリカの子供たちのなかではプロスケーターっていう職業がメジャーリーガーやNBAの選手と同じくらい人気の職業みたいです。日本で考えるとプロ野球選手とか、サッカー選手と同じくらいって考えるとすごいことだなって思いました。
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2年前にSIMONと一緒にアメリカに行ったときに、ロサンゼルスで「NIKE SB」に所属するプロスケーターのデモンストレーションがあって見に行ったんだけど、キッズからの人気がものすごくて。ツアーバスにキッズたちが群がって、「おわ〜!!!!」ってガラス叩きまくるみたいな。帰りもバスを走って追いかけてたし・・・。なんかもう日本とは人気が桁外れに違うと思った。

※NIKE SB:スポーツブランド「NIKE」が展開するスケボーブランド。

skatepark_12NIKE SBのツアーバス。 画像提供:SIMON

skatepark_13デモンストレーションを見るキッズたち。画像提供:SIMON

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ロッキー

すごいですね。キッズに愛される職業って、本当に純粋な気持ちで「かっこいいっ! あんなふうに自分もなりたい!」て思いからくるコトですもんね。
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キッズに愛される分、プロスケーターの人の意識はすごく高い。次元が違うっていうか、見られてる意識をしっかり持ってる。スポーツとしてのアスリートとしての意識が高いからこそ、そのレベルまでいけるんだと思う

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東静岡から生まれる新しいスケートカルチャー

skatepark_15画像提供;SIMON

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ロッキー

この場所から新しいスケートカルチャーが生まれると思いますか?
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ん~どうなんですかねえ。生まれるのかなあ・・・。
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SIMON

シーンがねえ~。
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生まれ・・・るんじゃないですか? また違った「スポーツ寄り」のシーンが
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SIMON

ハハハハ(笑)
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毎日来るオリンピックの強化選手とかになってる子供たちとかがつくっていくと思う。シーンとか溜まり場にしてくんじゃないかなあ。クリーンな溜まり場を。俺たちのころの溜まり場は、自由にできる溜まり場だったから酒飲んだりね。でもここは公共の場だし、そういうことはできないから違うシーンになると思うな~。
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SIMON

でもいまの世代でも、俺らがやってきたシーンが好きなスケーターもいてほしいなとも思う。
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ロッキー

いま街中でも、5~6人でスケボー持って夜の呉服町とかを滑ってる若い子たちいますもんね。その子たちはスケートもやるけど、バンドマンとかラッパーもやってて。すでにもうカウンターカルチャーが生まれてるのかもとは思います

※静岡県ではスケートボードは条例により、公道での走行を禁止されています。

skatepark_16サンフランシスコにて。 画像提供:SIMON

いま「この場所」ができたコトの意味とは?

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SIMON

ユーマはさ、このタイミングでパークができたわけじゃん? でもいまはもうガチガチにやる歳でもなくてさ。俺たちが若かったときに、こういうパークがあったほうがよかったなって思う?
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俺の時代に、このパークができてなくてよかったと思う。俺は俺の人生(スケートの世代)が1番かっこいいと思うから。いまのすごいうまいキッズを見ててもかっこいいと思わない。

 

こういうところでめちゃめちゃ滑れてるより、ストリートで滑れるほうがかっこいいと思うんだよね。そういう世代だからさ。俺は清水のパークくらいでよかったと思う。いまでも1番好きな場所だし。SIMONはどう?

※清水のパーク: 清水エスパルスドリームプラザ外にあるスケートパーク。

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SIMON

俺が始めたてのときにこんなパークがあったら、もっと真面目にスケートやったと思う。やる場所があるから。だからスケーターが集まれる場所があることは、すごく大事だと思う。

静岡のスケートシーンの未来は明るい

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SIMONさんと原さんは中学生のときからお互いを知っていて、19歳のときに仲良くなってからの10年来の付き合い。ライバルであり、兄弟で親友のようなふたりが、静岡を離れずいろいろ無茶して、遊びまくって、楽しみながら静岡のスケートカルチャーをつくってきました。

いま新しい世代が登場するなかで、このふたりはパークの責任者やスケートショップスタッフ、アパレルブランドをやっています。ふたりは「次の世代にバトンを渡す責任感はありますか?」という質問に、笑顔で「ない! 新しいものを自分らで作っていけよ、って思う」と答えていました。

それとふたりとも、話しているときの目がめっちゃキラキラしていました。好きなことを夢中でやってる人は何歳でもいい目をしているな〜と取材をしていてよく思います。これからの静岡のスケートシーンはどんどん面白くなっていくはずです。

生まれ続けている静岡のカルチャー

東静岡アート&スポーツ/ヒロバ

住所:〒420-0813 静岡県静岡市静岡市葵区長沼679