静岡の地ビール飲み比べてみました!
魅惑のホワイトビール「ヴァイツェン」3選

  • posted.2017/10/04
  • こばやしかなえ
  • Hatena 0
静岡の地ビール飲み比べてみました! 魅惑のホワイトビール「ヴァイツェン」3選

はじめまして。三度の飯より酒が好き。呑んだくれライターのかなえです。

静岡に住んでいてよかったと思うこと。それはうまい地ビールがたくさんあること!

「名水あるところに名酒あり」とはいいますが、地ビールもまた然り。水がおいしいここ静岡県には、「御殿場高原ビール」「ベアードビール」「伊豆の国ビール」などたくさんの醸造所があり、じつはその数は国内第4位なのです(2016年12月1日時点)。

世は「第二次クラフトビールブーム」。みんながうまい全国のビールを探し求めています。これからわたくし「勝手に静岡地ビール大使」として、静岡の地ビールを飲み比べ、紹介していきたいと思います!

※参照:ALWAYS LOVE BEER「東京は地ビール醸造天国? ~都道府県別マイクロブルワリー数に見る、2016年のクラフトビール・ムーブメント~

静岡地ビール「ヴァイツェン」飲み比べ

shizuokabeer01_01

飲み比べ初回は、ホワイトビールであるヴァイツェン。小麦のふくよかな甘みとフルーティーなアロマ、そして白く濁った色が特徴のビールです。ホップの苦味が少ないため、ビールは苦いから苦手という女性でもグイグイ飲めてしまうはず。

御殿場市「御殿場高原ビール」

shizuokabeer01_02

県外でもよくその名を耳にする、御殿場市の「御殿場高原ビール」。年間400キロリットルを醸造する日本最大級のブルワリーパブで造られており、おそらく静岡県の地ビールのなかでもっとも有名なブランドではないかと思います。

ビールは富士山の伏流水を使用し、本場ドイツから招いたブラウマイスター(ビール造りの職人)の教えを守り続けることを使命とした逸品。2013年には世界で3番目の歴史を誇るビール審査会、「インターナショナル・ビアコンペティション」で金賞を受賞しました。

※ブルワリーパブ:ビールを醸造しつつ、提供までおこなう店舗のこと。

グラスに注ぐとふんわりとした泡が立ちます。

白黄色。白ビールらしい色。

香り

バナナの香りがふわっと広がります。

ファーストインパクトが強い。鼻に抜ける香りと、口いっぱいに広がる旨みです。バナナと小麦のふくよかな甘味がガツンときます。あとから少しの苦味と、わずかな酸味。舌に甘味は残るものの、フィニッシュはドライです。

口当たり

ミディアムライト。すっきりと軽い。

総合

ヴァイツェンの特徴を存分に感じることはできますが、後味がすっきりとしているため、食事の邪魔をせず一緒に楽しむことができるビールです。

全体バランスはとてもいい。ただ後味がドライなため、ビール単体で飲むと少しさっぱりしすぎているような気がしてしまいます。

伊豆市韮山「反射炉ビヤ」

shizuokabeer01_04

明治から大正にかけて伊豆の地で、造り酒屋を営んでいた蔵屋鳴沢が手がける「反射炉ビヤ」。敷地内に湧き出る天然水を使用し、ろ過や加熱はおこなわない新鮮な伊豆のクラフトビールです。

伝統を大切にしながらも革新的なビールを創造することをテーマとしたブランドで、そのビールの銘柄名とラベルが特徴的。

泡はほとんど立ちません。

褐色がかっています。

香り

比べたなかで一番強い。バナナの香りよりも小麦と柑橘系がしっかりと香ります。

口に含むと一気にやってくるバナナと柑橘系の味。あとから苦味がきますが、それが酸味と混じって気持ちのいい感じです。余韻がとても長い。

口当たり

ミディアム。やや重めに感じます。

総合

通常、ヴァイツェンは小麦麦芽使用率50%ですが、反射炉ビヤは小麦麦芽使用率60%。香りと味にどっしりとした重みを持たせています。

ヴァイツェンのインパクトを全身で感じることができるものの、残念ながら食事には合わない印象。ビール単体でじっくりと楽しみたいときにおすすめです。ドライフルーツやスモークナッツなどと相性がよさそう。

伊豆の国市「伊豆の国ビール」

shizuokabeer01_03

本格的なヨーロッパスタイルを目指している伊豆の地ビール「伊豆の国ビール」。原料はドイツ、フランス、イギリスなどEU諸国から取り寄せ、設備にこだわり、経験豊かな製造者によって仕込まれている「こだわり」たっぷりのビールです。

細かな泡がキレイに立ちます。

比べたなかで一番透き通っています。黄金色。

香り

バナナの香りが広がります。でも御殿場高原ビールに比べるとやや軽いイメージ。

口に含んだ瞬間のインパクトはほかのふたつに比べ弱いものの、余韻が長いのが特徴的。ほどよい酸味がしっかりと残ります。

口当たり

炭酸がきりっと強くキレがあり、3つのなかで一番軽く感じる。ミディアムライト。

総合

ヴァイツェンの華やかさを感じられ、かつキレがあるため食事にもっとも合わせやすそうなビール。

日本のドライなビールが好きな人にはおすすめです。ただしどっしりとした重さはないので、重めのヴァイツェンが好きな人には少し物足りないかもしれません。

ヴァイツェン飲み比べまとめ

クラフトビールは造り手によってその色も、香りも味わいもまったく変わってくるもの。今回は3つのビールを飲み比べましたが、予想以上に異なり驚きました。

インパクトの強さでいえば――

  • 1位 反射炉ビヤ
  • 2位 御殿場高原ビール
  • 3位 伊豆の国ビール

食事との相性でいえば――

  • 1位 伊豆の国ビール
  • 2位 御殿場高原ビール
  • 3位 反射炉ビール

あくまでも個人的な感想です

ちなみにわたしの一番のお気に入りは反射炉ビヤ。一番の特徴であるその余韻の長さにすっかり参ってしまいました。最初のインパクトはもちろんですが、ずっと続く苦味の余韻が最高。

開封後時間が経ち、少しぬるくなってもずっとおいしいままであることもポイントでした。

ビールはいまや「とりあえずビール」から、「じっくり自分の好みの一杯を見つける」という時代。ぜひ飲み比べて自分好みの一杯を見つけてみてください!