静岡の地ビール飲み比べてみました!第2弾
クラフトビールの王道「ペールエール」4選

  • posted.2017/11/02
  • こばやしかなえ
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静岡の地ビール飲み比べてみました!第2弾 クラフトビールの王道「ペールエール」4選

こんにちは。「勝手に地ビール大使」のこばやしです。

秋も深まってきましたが、まだまだビールのおいしい季節。肌寒いこの時期、とくにおすすめなのが「ペールエール」です。

ビールといえば、「キンキンに冷えたものを一気に喉に流し込む」というイメージですが、ペールエールの一番おいしい温度は13℃程度(一般的にビールは5℃~8℃がおいしいとされる)。少し温度の上がった状態で飲むことで、ペールエールの特徴である香りと麦の苦味をしっかりと楽しむことができます。

秋の夜長、グラスに注いだペールエールを飲みながらゆったりと読書、なんて最高に贅沢ですよね! ということで、静岡地ビール飲み比べ「ペールエール編」をお届けしたいと思います。

そもそもペールエールとは?

ペールエールとは、高温発酵により生じた果実味が特徴のイギリス発祥のビールです。

おそらく日本で最も有名なペールエールは『よなよなエール(ヤッホーブルーイング)』ではないでしょうか。コンビニやスーパーで気軽に購入できる『よなよなエール』が登場したことにより、クラフトビールはグッと身近になりました。

ひと口にペールエール、といってもじつにさまざまな種類があるのですが、メジャーどころはイングリッシュペールエール、アメリカンペールエール、インディアンペールエール(IPA)の3種類

原点ともいえるイングリッシュペールエールは、ハーブのような香りで軽い口当たり。フルーティーですが苦味は強めです。日本の有名なブランドだと『銀河高原ビール』がこれにあたります。

アメリカンペールエールはアメリカ西海岸発祥。北米産のホップを苦味づけから使用しており、繊細な苦味と香りを楽しむことができます。イングリッシュペールエールに比べ、より華やかで柑橘系の香りや苦味が強いのが特徴。ちなみに『よなよなエール』はこのアメリカンペールエールです。

インディアンペールエール(IPA)は、ドシンっとした苦味が持ち味のビールですが、これはかなり特徴的なのでまた別の機会に。

いざ! 静岡地ビール飲み比べ「ペールエール編」

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さて今回は反射炉ビヤのペールエール2種(写真右から2種)と、ベアードビールのペールエール2種(写真左から2種)を飲み比べてみます。

反射炉ビヤ

前回のヴァイツェン飲み比べでは、インパクトの強さでその実力を十分に見せつけてくれた反射炉ビヤ

そんな彼らが造るペールエールは、「イングリッシュペールエール」と「アメリカンペールエール」の2種類です。

反射炉ビヤ:太郎左衛門(イングリッシュペールエール)

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香り

フルーティーで甘味を感じます。ヴァイツェンに似たバナナのような香り。

濃い褐色。

ひと口目にバナナのインパクト。しっかりとした苦味のなかに麦の甘味を感じ、コクがあります。ビター。余韻は深いですが、そんなに長くはありません。

口当たり

ミディアムライト。炭酸も強め。どっしりとした印象です。

総合

英国紳士的を思わせる、落ち着いた深い味わいのペールエール。インパクトは強いものの余韻はそんなに長くないため、ずっと飲み続けられるイメージです。

反射炉ビヤ:早雲(アメリカンペールエール)

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香り

オレンジを思わせる柑橘系の甘めの香りです。

透明感のある、少しだけ赤みがかった黄金色。

華やか。強い香りと強い苦味。余韻が深く長く、「ビター!!」と叫びたくなる味です。

口当たり

イングリッシュペールエールよりもややマイルド。ミディアムライト。

総合

華やかで苦味も強いため、ガツンとしたインパクトが欲しいときに飲みたいペールエール。食事に合わせるのではなく、ビールのみでじっくりと楽しむのがおすすめです。

ベアードビール

海外からも人気の高いベアードビール。伝統を重んじながらも新しい発想を大事にしている彼らのビールは、じつに個性的で魅力的。

ベアードビールのペールエールは「アメリカンペールエール」と「ジャパンペールエール」の2種類です。

ベアードビール:ライジングサン(アメリカンペールエール)

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香り

柑橘系の爽やかな香り。

深めの赤褐色。

苦味はあるが口当たり◎。最初に柑橘系のふわっとしたインパクトがありますが、キレがよく、最後には蜂蜜のようなあまい後味が残ります。

口当たり

ライト。炭酸も強めです。

総合

バランスが素晴らしく、グビグビとたくさん飲めるビール。飽きがこないためデイリーにも楽しめそうです。

ベアードビール:わびさび(ジャパンペールエール)

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香り

ほぼ感じません。

茶色味がかった黄金色。

飲み口はそんなに強くはないのですが、後味が長いです。ゆっくりと麦の甘さが立ち上がってきて、最後に緑茶がやさしく香ります。

口当たり

ミディアムライト。

総合

静かで控えめなイメージ。かなり特徴的で、ひと口目は戸惑うかもしれませんが、飲み進めていくうちにクセになってきます。

ペールエール飲み比べまとめ

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ひとくちにペールエールといっても「作り手によってこんなにも異なるものなのか」、と驚きました。

「反射炉ビヤ」は1杯にじっくりと時間をかけて楽しむイメージ。「ベアードビール」はごくごくとデイリーに楽しむイメージです。シチュエーションによって飲み分けてみても面白いかもしれません。

ちなみに個人的な好みはベアードビールのライジングサン! 次はぜひドラフトでいただきたいと思います。

静岡の地ビール飲み比べてみました!