感動に出会う大井川鐵道沿線の旅【10話目】
道の駅「音戯の郷」で自然界の音を体感!

  • posted.2017/09/12
  • Takashi
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感動に出会う大井川鐵道沿線の旅【10話目】 道の駅「音戯の郷」で自然界の音を体感!

現在トーマスフェア期間中ということもあり、休日は家族連れで大賑わいの大井川鐵道千頭駅。構内ではさまざまなキャラクターとふれあうことができます。

daitetsu10_01(c)2017 Gullane (Thomas) Limited

この駅構内から、特徴的なフォルムが目を引く立派な建物が見えます。「あれはなんだろう?」と思いながらも構内のトーマスフェアで遊びつくしてしまい、結局行かずじまいの方も多いのではないでしょうか。

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道の駅にも登録されている体験型ミュージアム「音戯の郷」。こちら、大人でも子どもでもなかなかに“遊びごたえ”があり、おそらく全国的に見ても大変めずらしい道の駅なのです。

音戯の郷は建物そのものがオルゴール!?

音戯の郷は1998(平成10)年、川根本町所有の施設として開館し、同時に道の駅として登録されました。体験型ミュージアムということで、館内にはさまざまな展示物があります。

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大井川鐵道本線の終点駅・千頭。そんな“奥地”になぜこのような大きな施設ができたのか気になり、スタッフの方に伺いました。

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川根本町役場観光商工課の中村隼人さん。

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Takashi

開館はおよそ20年前ということですが、音をテーマとしたのはどのような経緯からですか?
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中村

1996年に当時の環境省が発表した「残したい日本の音風景100選」というのがありまして、それに川根本町が選ばれたんですよ。SLの汽笛が山に響いてこだまする音。それが将来に残していきたい“音風景”として選定されたのをきっかけに、五感を使って楽しめる音をテーマにした施設を作ろうと

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280インチの大スクリーンで人形劇やSLが走る風景などを映像で楽しめるシアターもある。画像提供:音戯の郷

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Takashi

なるほど! たしかに、全国的に見てもこれだけSLが運行している土地ってないですし……。国から選ばれたというのも、名誉な話ですね。

環境省のホームページを調べてみると、たしかにありました「日本の音風景100選」。静岡県からはほかに「遠州灘の海鳴」が選出されています。“音風景”とはまたなんとも素敵なコトバではないか。

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中村

じつは、この展示棟そのものが「オルゴールの箱」になっているんです。あちらにドイツ製のオルゴール本体があって、その上にある2種類のパイプ(リーダー部と共鳴部)を伝って音が出る仕組みになっていて……。

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曲が記録されているオルゴール本体。

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Takashi

すごい! そういえばこの特徴的なデザインも、館内で流れているオルゴールの音色と関係していたのですね。スケールが大きい。
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中村

オルゴールは音戯の郷のために作られた完全オリジナルで、16種類以上のメロディーが時間帯によってミュージアム全体に響きます。まず五感で音を体感していただくためのツールですね。

日本の音風景100選に選ばれた川根の音を体感

さて、この音戯の郷。千頭駅に隣接する施設とあって、夏季はトーマス関連のアトラクションが多くなります。

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(c)2017 Gullane (Thomas) Limited

トーマス、ジェームス、バーティーにハロルド、そのほか大勢のキャラクターがいて、子どもたちは大興奮。3歳未満のお子様が楽しめる体験型のゲームも多くあり、楽しんでいる姿が多く見受けられました。

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トーマスフェア音戯の郷会場は2017年10月9日(土)まで。子ども連れの方はぜひチェックしてみてくださいね。私は早速、常設展示のほうで遊んでみました。

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オーケストラの演奏をパートごとに聴ける「ライン・シンフォニー」。

音を聴いて楽しめる計11点の常設アトラクションがあり、一部聴診器を使用するものがあります。奥大井の自然や暮らしの音に関わるもの、野生動物の声が聴けるもの、多彩な音のクイズなどなど。まさに「音に戯れる」ミュージアムです。

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「音の宝探し」。ふたつの音を聴き分け、出題された音がどちらかを聴きわけるクイズに挑戦する。

また2階「音戯工房」では、パンフルート、神楽笛、動くオルゴールなどオリジナルの音具や万華鏡などの制作体験ができるそう(予約限定商品もあります)。

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音戯工房の様子。 画像提供:音戯の郷

所要時間は料金や制作物によりますが、おおよそ30〜60分ほどでできるものになります。時間が許せばこちらもぜひ、旅の思い出に。

のんびり休める地産地消cafe

音戯の郷へ立ち寄ってほしい理由はまだあります。地元の食材を駆使した手作り料理を楽しめる、併設施設の「cafe うえまる」。ひと休みするのにもちょうどいいですが、なにより安全・安心、地産地消へのこだわりの強さがポイント高い。

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「cafe うえまる」のみなさん。右から2番目が店長の上田さん。

店長・上田さんの本業は農業で、ブルーベリーや季節の野菜を栽培しており、収穫したものをここで使用しています。

上田さんのほかにも自然薯や小麦、ゆずなどを栽培している農家が関わっていて、それら新鮮な地元食材を取り入れたメニューを展開。季節の地元野菜入りカルボナーラをはじめとして種類も豊富です

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「大人のナポリタン 〜川根本町産唐辛子入り〜」 画像提供:cafe うえまる

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上田

食物アレルゲンの記載も特定原材料のほか、特定原材料に準ずる20品目まで細かく明記しています。コンタミネーションについても可能な限りの情報を表記していますので、気になる方はお気軽にお尋ねいただけたら幸いです。

※コンタミネーション:原材料としては使用していないアレルギー物質が、製造過程でなんらかの要因により意図せず微量混入してしまうこと。

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こちらは上田さんの自家農園ブルーベリーをふんだんに使ったスムージー(税込500円)。

昨今はアレルギーを抱えるお子さんも多くなっていますが、ここまで徹底していると安心ですね。

ドリンク類も川根茶を使ったスムージーや川根炭火焼コーヒー、季節限定のゆずスムージーなど多彩。気持ちの行き届いた地元農家から届く新鮮な味わい。ぜひ試してみて!

感動に出会う大井川鐵道沿線の旅

道の駅 奥大井音戯の郷

住所:〒428-0411 静岡県榛原郡川根本町千頭1217-2
電話番号:0547-58-2021
HP:http://www.otoginosato.com/(音戯の郷)
HP:http://cafe-uemaru-tea.com/(cafe うえまる)