厳選!富士山を望む絶景【③神社編】
富士山信仰の象徴〜山宮浅間神社

  • posted.2017/03/10
  • Takashi
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厳選!富士山を望む絶景【③神社編】 富士山信仰の象徴〜山宮浅間神社

大好評(?)の連載「富士山を望む絶景」第3弾! 今回は少し趣向を変えて、神社へやってきました。

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富士宮市山宮にある、山宮浅間神社。この社も富士山ビューポイント。というか、見えて当たり前なのです。だって「富士山を直に遥拝する神社」なのですから。

そう、ご神体は富士山。富士山そのものがご神体です。

2013年、富士山が世界文化遺産として認められた背景には、この山が古くから「信仰の対象の重要な要素」であったことがあります。

古より信仰の対象、神聖なる山として崇められ、多くの巡礼者が参拝していた富士山。その形態を残しているのが、この山宮浅間神社とされています。

富士山を直接崇める「遥拝所」

fujisan_19山宮浅間神社境内。

富士山そのものをご神体とする信仰は「浅間信仰」と呼ばれ、その成り行きとともに浅間大神として祀る神社が広く分布してきました。

通常、神社には神霊を安置する「本殿」がありますが、山宮浅間神社にはそれがありません。代わりに、富士山を直接崇める「遥拝所(ようはいじょ)」があります。

※浅間大神:富士山の神様。

fujisan_20山宮浅間神社の遥拝所。

遥拝所はこの神社において、祭祀の形を唯一留めている場所。富士山を拝む方向に石列を組んだ祭壇があり、富士山の方向を向いています。ここに立って富士山を仰いでいると、静寂の心地よさとともに、壮大なパワーを感じられた気がしました。

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浅間神社の総本社・富士山本宮浅間大社と比較すると、参拝客もまばらでとても静かな社。

ここへ頻繁にお参りする人というのはおそらく、富士山信仰に詳しい人や、富士登山に挑戦したいという人などではないでしょうか。

では、駿河国一宮として賑わう富士山本宮浅間大社とこの山宮浅間神社。その関係性についても述べたいと思います。

全国に数ある浅間信仰のルーツ

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昔、富士山信仰の巡礼者は身を清めてから、繰り返し富士登山に臨んでいたそうです。こちらは富士山本宮浅間大社内の「湧玉池」。富士山の雪解け水が湧出する池で、特別天然記念物に指定されています。

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fujisan_24富士山本宮浅間大社の駐車場付近からの風景。

先述しましたが、この富士山本宮浅間大社こそ浅間信仰の総本社。しかしこちらの創建以前、富士信仰の神が祀られていたのは、いまの山宮浅間神社がある場所でした。つまり山宮は、本宮も含め全国に約1,300社もある浅間神社の前身というわけです。

山宮浅間神社は本宮の創建以後、その元宮としていまに残りました。浅間信仰の起源である霊験あらたかな社。まぎれもなく、世界遺産の構成資産でもあります。本宮にお参りする際はぜひ、元宮も合わせてお参りしましょう。

さらに。富士山本宮浅間大社にも「奥宮」が存在しますので、そちらも合わせてお参りしたいですね。……場所は、富士山8合目から上。というわけで今年の夏は、レッツ富士登山!!

「厳選!富士山を望む絶景」連載アーカイブ

山宮浅間神社

住所:〒418-0111 富士宮市山宮740
アクセス:JR身延線富士宮駅よりバス粟倉万野線で約9分、万野団地入口バス停下車、徒歩約30分(公共交通機関)/ 新東名新富士ICより約20分(車)