株式会社週休3日が提唱する21世紀の働き方
ワークライフバランスに新しい選択肢を!

  • posted.2017/03/16
  • 山口拓巳
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株式会社週休3日が提唱する21世紀の働き方 ワークライフバランスに新しい選択肢を!

休日はどちらかというと家でDVDを見たり、ネットサーフィンをしたりして過ごしたいです。でも、mitecoもまだまだ始まったばかり。

休日のふとした瞬間に「あ、これって記事に使えるぞ」とか「この写真はどうやって撮っているんだ・・・?」と、仕事のことが頭をよぎることがあります。

そして気づけばよりよい記事の書き方を求めてGoogleに聞いてみたり、撮影テクニックを知るためにカメラを持って出かけたり・・・。

・・・

え? これってワーカホリックっていうの!?

こんにちは、編集部の山口です。

「ワークライフバランスが大切!」ってなんのこと?

じつは先日、とある飲み会の席で知人から「mitecoがんばってね! だけどワーカホリックに注意」みたいなことを言われました。はあん? ワーカホ・・・ん? なにそれ。と気になり調べてみたら・・・。

ワーカホリック

家庭や自分の健康をなおざりにしてまで、仕事をやりすぎる状態。また、その人。働きすぎの人。仕事中毒。

コトバンク

いやいやいや。さすがにそこまでじゃないです。きちんと休みはもらえているし、職場でものびのびしています。そりゃ太ったけど・・・(入社してから10kg増)。

で、このワーカホリックの関連語として目に入ったのが、「ワークライフバランス」ってやつ。これもこの際だから調べてみましょう。

ワークライフバランス

近年の日本では、個人のライフスタイルやライフステージに応じた多様な働き方の実現を目指す考え方の意味で用いられる。企業にとっては、時間生産性の向上や人材の確保などにつながる側面がある。

コトバンク

つまり、「休みがきちんと取れて趣味も満喫! さらに仕事もメリハリが持てる」みたいなメリットが得られる仕組みのことを指すようです。

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なるほど・・・

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んん?

「個人のライフスタイルやライフステージに応じた多様な働き方の実現」って、柔軟な働き方ってことですよね・・・。だとすれば、休みの日の日数や働く時間にも選択肢があるべきではないでしょうか。

週休2日しか選択肢がないのでは?

平成26年(古いデータでごめんなさい)に厚生労働省労働基準局が公表した「労働基準監督年報」では、『何らかの週休2日制の適用を受ける労働者の割合は、平成27年1月1日時点の調査で85.2%※うち完全週休2日制の割合は61.1 という記載が。つまり、ほとんどの会社が週休2日制を採用している現在、それ以外の選択肢ってなかなか難しいということではないですか?

もっと多様な働き方ができるようになってもいいんじゃないんでしょうか。たとえば、週休3日とか・・・。

「不景気だから無理言うな! 贅沢だ!」というかもしれませんが、その分賃金は低くなるといった部分も含めて、メリットが感じられるのであれば、それでもいいんじゃ、と思ったんです。

と思って調べてみたらありました。一部の企業では日本でも週休3日正社員制を導入しているようです。

全然知りませんでした・・・。

でも、まだまだ普及していないみたい。もしかすると週休3日制にはなんらかのデメリットがあるのかもしれません。

週休3日を扱うその名も「株式会社週休3日」があった

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そんな僕の疑問に答えてくれるのが、浜松の職業紹介会社、その名も「株式会社週休3日」さん。なんともそのものずばりなネーミングをしていますが、週休3日正社員制度に取り組んでいる職場の紹介をする会社です。

さらに、人事コンサルティングも行い、企業も働く人も満足できる職場づくりを目指すという素晴らしいところ。そんな株式会社週休3日さんセミナーが、お隣の愛知県岡崎市で開かれるとのことで、これはぜひお話しを伺ってみたい・・・。

いざ、岡崎へ

さて、こうして岡崎へ向かうことになった僕。まさか、静岡の情報を発信するmitecoの取材で愛知県に行くとは・・・。

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岡崎についてからは、会場となっている施設へ徒歩で向かいます。

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そして到着。いよいよセミナーです。

導入によって制度適用希望者が40%に

会場には、僕も含めて複数の方が訪れています。主な層は主婦の方で、なかにはお子さん連れで来ている方も・・・。週休3日正社員制度はこうした「子育てによって週休2日で働くのは少し難しいけれど、仕事にも力を入れたい」と考えている方に関心の高い制度なのかもしれません。

さて、セミナーの内容を聞いてみましょう。

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syuukyu3_f2永井 今日は、わざわざお越しいただきありがとうございます。さっそくなんですが、私たちが立ち上げた「株式会社週休3日」という社名にも掲げている「週休3日」という制度ですが、「そんなのあるの?」って感じた方もいるかもしれません。

 

でも、実際にあります。たとえばユニクロさんやアルペンさんが取り入れたり、取り入れようとしていたりしているのが有名です。こうやって聞くと一部の大企業や経済的にも、「順調な会社だけでしかやっていないのではないか?」と思うのかもしれませんね。でも、それだけじゃありません。

 

 

syuukyu3_f2永井 じつは、私自身も以前、介護施設を運営していましたが、その際に6年間導入していました。
syuukyu3_f1山口 (あー。なるほど、実際に導入していた方なんだ)
syuukyu3_f2永井 この施設では週休3日正社員制度の導入以前、他の企業や施設と同じように正社員は週休2日で働いておりました。しかし、一方でライフステージの変化・・・。介護業界では女性の方も多く活躍されていますが、結婚や出産、育児面での生活の変化ですね。

 

これによる体力・精神的負担増が原因で離職率が高くなってしまっていたんです。

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syuukyu3_f2永井 そこで、ライフステージに合わせた働き方が選択できるように、週休3日正社員制度を導入して希望者に対して導入を始めました。そして、6年間この制度を導入しながら施設運営をしていったところ・・・。

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syuukyu3_f2永井 ここに書いてある通りです。じつに、40%の社員がこの制度の適用を希望するようになったんです。

これまでは、時間にゆとりのあるパートやアルバイトとして働いていた方はもちろん、もともと週休2日制度で働いていた方も「無理」をしていたような状況だったのかもしれません。どの雇用形態からも変換があったことが一目瞭然です。

モチベーションを維持できるのが週休3日の正社員で働くメリット

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こうして導入した事例では、メリットを実感して希望する方が増加したことが紹介されました。でも、働く時間が短くなった分、給与も減った状態でどうして満足できるのでしょう。その秘密は「モチベーション」にありました。

syuukyu3_f2永井 こうして導入すれば、希望してくれる方が増えると私自身が体感しました。いまは、こうした企業を増やしたいという思いから紹介事業を始めたのですが、そもそも「どんなことがメリットなのか」ということ。そして、「そんな働き方はアリなのか」と疑問に感じる方もいるかもしれません。

 

まずメリットですが、これは一言でいえば「働くモチベーションが維持できるということ」です。

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syuukyu3_f2永井 私が導入した施設を例にします。シフト制勤務を採り入れた状態で週休2日をやっていると、夜勤明けや日勤といったのが不規則にくることになります。そうすると、仕事に対するエネルギー「活力」が下がってしまうんです。これは、なかなか2日間の休みでは取り返せない。

 

それが、もう1日増やすと疲労回復はもちろん、プライベートでの疲れもたまりづらいですから、仕事に対するイライラもなくなってきます。これがモチベーションを維持できる仕組みです。

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syuukyu3_f2永井 そして、もうひとつの「そんな働き方はアリなのか」については、結論から言ってしまえば、「アリ」です。実際にやっているからということもありますが、そもそも「正社員は週休2日で働く」ということを法律で義務付けられているわけではありません。

週休3日正社員制度を導入すること自体は、いつでも可能です。働きたいと思う人が増える制度ですから、会社にとっても嬉しいはず。これから「21世紀の働き方」として、私もこの会社を通じて制度の導入に携わっていけたらと考えています。

こうしてセミナーでは、永井さん自身の導入に関する実績や経験を交えながら「週休3日正社員制度」のメリットや、「働く選択肢」を増やすことの意義を知ることができました。最近聞くようになった「ワークライフバランス」は、選択肢を持つ=働き方の多様性を持つ、ということでやっぱり解決できるんじゃないかと。

でも仕事とプライベートのモチベーションを維持させるには、働く人すべてが週休3日の正社員である必要はない、ということもおっしゃっていたのが印象的。確かに、僕にとってはまだ3日休むメリットを十分に得られそうにないです。

それでは、週休3日正社員制度に当てはまりそうな世のお母さん世代はどう感じたのでしょう? 実際にセミナーを聞いていた方にお話しを伺ってみます。

「子供の成長や家庭の変化に合わせて働き方が選べるのはありがたい」

お伺いしたのは愛知県在住の小村さん。小さいお子さん連れで来ていた方で、どうやって働くかを考えようとこのセミナーに参加したとのことです。

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syuukyu3_f1山口 お忙しいなかありがとうございます。さっそくなんですが、先ほどのセミナーについて、率直に言って「そういう働き方をしたい!」と感じましたか?
syuukyu3_f3小村 そうですね。同じ職場で働き方を選べることってすごいありがたいな、と感じました。いまはまだ2人の子どもも小さいので、週休3日でも、もちろんフルタイムで働くことは難しいかな、と思うんです。

 

ですから、今後だんだんと子どもが大きくなってくれば、最初はパートとして時短勤務をさせてもらったうえで、たとえば小学校3~4年生である程度、自分で家に帰ってお留守番できる、とかになればガッツリ働いてもいいなとは感じているんです。

syuukyu3_f1山口 確かにお子さんが大きくなれば自分が使える時間も変化しそうですよね。
syuukyu3_f3小村 はい。ただ、だからといっていきなりフルタイムは自分の体力も気になってしまうし、かといってパートを続けるのは賃金的にも・・・。と考えると週休3日の正社員での採用があったら選ぶだろうなって(笑)
syuukyu3_f1山口 なるほど。生活の変化に合わせた働き方って、確かに「21世紀の働き方」と永井さんがおっしゃることに通じますね。
syuukyu3_f3小村 その通りだと思います。やっぱり、いまはいまの時代の働き方があってよいと思うし、介護だけでなくいろいろな会社さんでこうした取り組みが増えるとよいだろうなって思いました。
syuukyu3_f1山口 ちなみにですが、株式会社週休3日さんは静岡県浜松市の企業です。今後、こうした制度を広めるのも浜松からになると思うのですが、「この働き方がいいから引っ越す!」とまでは・・・。
syuukyu3_f3小村 さすがに(笑)夫の仕事が第一ですから、そこは主婦としては住んでいる地域でこうした求人が出るのを待つしかないですね。
syuukyu3_f1山口 そりゃそうですよね・・・。

ワークライフバランスは人のライフステージに応じてさまざまな選択肢が必要

このセミナーを聞けば、働く側にとってうれしい制度であることは感じられることは間違いありません。ただし、ちょっと気になったのは、これを導入する側の企業は損をしないかということ。これまで2日間の休みで頑張っている正社員さんが1日生産しない日を増やすというのは、損失ですよね。

それで人手不足になってしまった場合、さらに人を雇うなんていう悪循環になってしまわないのか・・・。ここは永井さんにお伺いしてみましょう。

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syuukyu3_f1山口 セミナーでお疲れのところ、取材をさせていただき恐縮です。
syuukyu3_f2永井 いえいえ、わからないことがあればどんどん聞いてください。
syuukyu3_f1山口 さきほどのお話しで、週休3日の正社員として働くのは無理をせずにワークライフバランスを保てる、ということがよくわかりました。ライフステージに合わせて働き方が選べるのは魅力的だと、実際に今回の話を聞いていた方からもお伺いしました。

 

でも、働く側にとって魅力があっても、制度を施行する側の企業がデメリットに感じてしまうような懸念はないのかなぁ、と気になったんです。

syuukyu3_f2永井 なるほど。それはそうですよね。ところが、週休3日制度というのは企業にとっても大きなメリットになるんです。それは、さきほどの資料でもチラっとお見せしたのですが、今回は働く側へのセミナーですから、あまり深くは掘り下げなかった部分に当たります。

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syuukyu3_f2永井 たとえば、離職率って高いとなにが問題かというと、「採用コストがかかる」ことと「ノウハウが上手に引き継げず、社員の質が上がらない」という点が主になると思うんです。私がこの施設を任されたとき、この離職率が大変高かった。だから介護の質は上がりづらいし、常に採用をかけないと施設自体が回らない状態だったんです。

 

それが、週休3日正社員制度の導入で大幅な改善ができた。だから採用コストも割安にできたし、職場環境がいいと感じてくれた介護福祉士がたくさん残るようになって、介護の質が向上したんです。

 

これって、企業にとってはとても大きなメリットに感じられますよね。

syuukyu3_f1山口 ・・・あれ。でも、フルタイムで働きたいという意欲のある方とのあつれきを生んでしまうようなことは懸念されませんか? 「あの人は週休3日の正社員だから楽してる」みたいな。
syuukyu3_f2永井 そこは希望制で選択できるというのがミソですね。もし、魅力に感じるなら週休3日正社員制を選べばいいし、お給料を優先するなら2日でも大丈夫。あくまで従業員さんが自分にあった働き方を選べるのが大切だと思います。

 

実際、その結果、週休2日の従業員の離職率も低下したんです。

syuukyu3_f1山口 それはすごい!

ひとつ変わればすべてが変わる「株式会社週休3日」が目指す変化

syuukyu3_25この透明な板はオセロに見立てたカレンダー。週休2日(緑が休日)になっていますが、これが週休3日になると・・・。想像してみてください。

syuukyu3_f1山口 この週休3日正社員制度ですが、他のいろいろな業界のトップ企業が導入しています。株式会社週休3日さんも今後、さまざまな職種について取り扱う予定はありますか?
syuukyu3_f2永井 もちろん実現したいと考えています。私自身もいろいろな業界を経験していて。IT業界にも在籍していたこともあるんですよ。山口さんほどとはいいませんが、まだまだ若いころです。そこはとにかくガムシャラな体質で・・・。
syuukyu3_f1山口 ・・・わかります(笑)でも、いまのところ僕自身でいえば、「がんばらなきゃ」って思う気持ちが強くて、そこに不満を持つこともないんですが・・・。やっぱり必要ですかね?
syuukyu3_f2永井 そうですね。さきほども言った通り、必ずしも全社員が適用する必要はないです。「あ、これではまずい」と感じた社員がいるなら、会社は柔軟に対応する選択肢を持っていていいのではないかと思います。

 

というのも、やっぱり私自身も最初は山口さんと一緒だったんですよ。「まだまだ頑張れる」とか「どこまでいけるか試したい」みたいなモチベーションで、働いていること自体に違和感はない。だけど、結婚して子どもが産まれると家庭の時間が必要になったんです。

 

そうなったときに気づくんですよ。「あ、自分の時間がない・・・」って。

syuukyu3_f1山口 確かに・・・。僕は映画を見るのが趣味なのですが、子どもができればそれも難しくなるのかも・・・。
syuukyu3_f2永井 そうなんですよ。だから、やっぱり人生の段階で心地よい働き方は変化するな、って私自身も自分の人生で体験しています。これは業界や職種に縛られていないことですよね。

 

だから、創業したばかりということもあって、現在は運営側としての経験値の大きい介護業界をメインにしていますが、長期的にはあらゆる業種に対して週休3日正社員制度の普及を呼び掛けていきたいですね。

syuukyu3_f1山口 いままで既成事実的に当たり前になってた「週休2日」というのに疑問を抱くって、個人的にはすごいことだと思うんです。すごく大げさかもしれないですが、ひとつの「世界を変える」方法だなと思って。そんな会社が浜松に創業されたことは、静岡を応援する立場としてうれしいですし、一個人としても、そういった方にお話しを聞けたことはありがたい機会です。

 

今日は、お忙しいところ本当にありがとうございました。

syuukyu3_f2永井 いえいえ。こちらこそそういっていただけると嬉しいです。ありがとうございました!

こうしてお話しをお伺いすると、当初の疑問だった「ワーカホリック」や「ワークライフバランス」というのは、一人ひとりにとってすごく密接なものなんだと感じることができました。自分自身がいまの疲労や立場、やりたいこと、ほしい時間などを踏まえて「どんな働き方や場所がいいのか」を考えて就職することが、大切な時代なのかもしれません。

そんなことを帰りの新幹線のなかで感じました。

「気づき」を得る機会は、実際に行動に移している方からお伺いしたときが一番。株式会社週休3日さんが身近な企業でよかったなぁと感じます。じつは、今後も静岡県内、主に浜松市を中心に説明会やセミナーの準備をしていくとのことです。

興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。また、WEBサイトでは同社の詳しい情報や想いについても記載されています。一度、開いてみることを強くおすすめします!

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WEBサイト:https://3kka.com/

株式会社週休3日

〒430-0926 静岡県浜松市中区砂山町175-3
TEL: 053-455-3778
FAX: 053-455-3779